"貧困が親から子へと連鎖するというのは良く聞く話である。しかし原因はよく分かっていなかった。個人的には教育格差が影響しているのだろうなと思っていたのだが、この記事を読むと脳機能の低下が大きな要因であるらしい。人間の脳にはワーキングメモリー(日本語訳はなんだろう?)という短期的な記憶を司る箇所があるのだが、貧困家庭で育った子どもはこのワーキングメモリーが弱いという。そのため学習能力も低く学校での成績も悪くなり、学歴も劣ることになる。そうして成人になっても貧困にとどまることになってしまうのだ。しかしなぜワーキングメモリーの機能が低下するのか。ストレスが原因らしい。貧困に陥っている人は、経済的な理由と言うよりも社会のヒエラルキーの中で底辺に属しているという理由でストレスを感じるらしく、子どもの脳にはこのストレスが大きな悪影響を与えるというから恐ろしい。以前より読んでみたいなと思っている本で「ステータス症候群―社会格差という病」(ASIN:4535982759)というのがあるが、この記事の内容にも沿ったものなのだろう。著者はこの記事でも触れられている。"